職人のろくろ加工作業


■ 鍛冶屋(かじや)作業

ろくろを作るには専用の刃物を作る必要があります。作るろくろ部分にあわせた刃物を作ります。
手作業の加工で一番重要なのが刃物作りで、ろくろの刃物は職人が一本一本作ります。

自家製の墨と鞴(ふいご)でハイス棒を焼き刃物の形に叩きあげていきます。

荒削りには刃先が折れにくく大きめの物をつくり、細かな凸凹部分はその形に合わせた専用の刃物を作ります。

最後に刃物に焼入れを行いますが、長年の経験が必要とされます。

刃物を作っている様子

■ ろくろ作業

ろくろ作業とは回転する木材に刃物をあて削ることを言います。

すべてが機械作業というわけではなく、細かな部分は手作業で加工しています。
そのため、刃物の切れ具合を良くして、熟練の手加減による削りで、 ろくろ木地表面がきれいに仕上がります。

ろくろ脚
ろくろ作業 ろくろ柱